esotoノLetterノ

#04

白州の水、琥珀の余韻

2026-10-28

この土地で出会う、もうひとつの酒

宿場 esoto の物語は、いつも白州の水から始まります。

食卓に寄り添う、七賢の酒。

そして、夜のひとときにゆっくりと向き合いたい、琥珀色の一杯。

醸す酒と、蒸溜する酒。

異なる道を辿りながら、この土地の水と、つくり手の時間を映すもの。

今回は、サントリーとの特別なコラボレーションによる、宿場 esoto のウイスキーのお話をお届けいたします。


WATER IS OUR ESSENCE

水に導かれ、白州へ

南アルプスに降った雨や雪が、花崗岩の地層を通り、ゆっくりと磨かれていく。

白州は、その水の恵みとともにある土地です。

七賢がこの地で酒を醸し続けてきたように、サントリーもまた、ウイスキーづくりにふさわしい水を求めて、白州に辿り着きました。

宿場 esoto のすぐそばには、その白州蒸溜所があります。

それぞれの酒づくりを支えるのは、同じ白州という風土。

この一杯の背景にも、まず、水があります。


THE FOREST AND THE CASK

森のなかで、時間を重ねる

白州蒸溜所では、昔ながらの木桶発酵槽を用い、大きさや形の異なる蒸溜釜で、多彩な原酒をつくり分けています。

樽の材質や、そこに至るまでの履歴も、その後の香りと味わいを変えていきます。

水を選び、
発酵を見守り、
蒸溜し、
樽に託す。

そして、季節が幾度も巡るのを待つ。

人の手で整えることと、自然に委ねること。

その積み重ねが、ひとつの原酒の個性を育てていきます。


A SPECIAL ENCOUNTER

白州の原酒を、esoto の一杯に

宿場 esoto のウイスキーに用いられているのは、2010年の白州モルト、スパニッシュオーク樽原酒。

ひとつの樽から瓶に詰められる、シングルカスクのウイスキーです。

同じ白州の地にある宿と蒸溜所が、特別なコラボレーションによって結ばれる。

その出会いを、esoto の名を添えた一本に託しました。

私たちが、この一杯を通してお伝えしたいのは、酒の味わいだけではありません。

その水が生まれた山。

原酒を育んだ森。

そして、つくり手が重ねてきた時間。

そのすべてを、この土地での滞在のなかに感じていただくことです。


AN AMBER EXPRESSION

濃厚さの奥に、滑らかさを

香りには、ベリー系の果実やジャムを思わせるふくらみ。

口に含むと、カカオやダークチョコレートのような濃厚な味わいが、滑らかに広がります。

甘やかさだけでは終わらず、あとに残るのは、心地よいほろ苦さ。

グラスを置いたあとにも、その余韻は静かに続いていきます。

たとえば、食事を終えたあとの、急ぐことのない時間に。

まずは少量を、そのまま。

次に、水を数滴。

あるいは、氷をひとつ浮かべて。

ゆっくりと変わっていく香りに、耳を澄ませるように。


THE STORY CONTINUES

白州の夜を、ひと口ずつ

七賢の一献から、琥珀色の一杯へ。

酒の姿が変わっても、物語は白州の水へと還っていきます。

遠くへ運ばれた酒を味わうのとは、少し違う。

その酒を育んだ土地に身を置き、窓の向こうの気配とともに味わう。

山の静けさ。
森の気配。
夜の冷たい空気。

そのすべてとともに、グラスの中の時間をゆっくりと味わっていただく。

そんな時間を、宿場 esoto で。


宿場 esoto / 台ヶ原・白州

Letter vol.04

白州の水、琥珀の余韻